
『Web制作のスキルさえ身につければ、副業で月5万は堅い』……
昔の僕は本気でそう思っていました。
こんにちは、地方在住SEのJyoです。
プログラミングスクールとWordPressスクール。 僕は2つのスクールに時間とお金を投資して、確かにWebサイトを構築する「基礎スキル」を身につけました。
しかし、いざ副業として稼ごうと市場に出た時、僕は想像を絶する壁にぶち当たりました。
結論から言うと、どれだけ綺麗なサイトが作れるようになっても、それだけでは1円も稼げません。
- 「作るスキル」と「売るスキル(案件獲得)」は全くの別物
- クラウドソーシングは、低単価&実績主義の過酷なレッドオーシャン
- SNSや知人頼みの営業は、1人で続けるには膨大な時間と労力がかかる
- 💡 スクールに課金する前に「どうやって案件を獲るか」の導線設計が必須!
この記事では、僕が実際にスクールで何を学び、そして案件獲得のフェーズでどのように絶望したのか、そのリアルな体験談を包み隠さずお話しします。
これからWeb制作の副業を始めようとしている方や、「スキルは身についたのに案件が取れない」と悩んでいるパパさんへ。僕と同じように時間と労力を消耗してしまう前に、ぜひ参考にしてみてください。
2つのスクールで学んだ確かな「基礎力」
誤解のないようにお伝えしておくと、僕が通ったスクール自体は決して詐欺的なものではありませんでした。
むしろ、Web制作の「基礎」を固めるという意味では非常に有意義な時間でした。
僕が実際に受講したのは、以下の2つのスクールです。
まずはWebサイト制作の基本となるプログラミングを学びました。簡単なサイトを作れるようになった後、最後は数人で協力して作り上げる「チーム開発」も経験しました。
また、ここではChatGPTなどのAIツールの実践的な使い方もカリキュラムに組み込まれていました。参加者は主婦の方から会社員まで様々で、レベル感はバラバラでしたが、「新しいスキルを学ぶ」という前向きで温かい空気に包まれた環境でした。
基礎を終えた後は、より実務に近いWordPressを用いたサイト制作に特化したスクールを受講しました。
ここでは、世の中の多くのWebサイトで使われているWordPressの仕組みを理解し、ゼロから自分でサイトを構築するスキルを徹底的に叩き込みました。
この2つのスクールを通して、僕の中には確かな「Web制作スキルの基礎」が出来上がりました。
「これならいける。あとは案件を探してこなすだけだ」
当時の僕は、そう確信していました。 スクールという「守られた温かい環境」から一歩外に出れば、そこには想像を絶する生存競争が待っているとも知らずに。
絶望のクラウドソーシング。低単価レッドオーシャンの現実
スクールを卒業し、確かな基礎スキルを手に入れた僕は、意気揚々と初心者の登竜門である「クラウドワークス」や「ココナラ」に登録しました。
しかし、そこで僕の目に飛び込んできたのは、スクールの温かい雰囲気とは真逆の、完全なる弱肉強食の世界(レッドオーシャン)でした。
- 驚愕の低単価: 企業やお店のHP制作案件が、平気で「3万円〜5万円」で発注されている。
- 異常な倍率: そのたった数万円の案件に対して、すでに実績がある猛者たちが数十人も群がっている。
- 実績ゼロの壁: スキルがあっても、過去の「評価(実績)」がない初心者は、提案文を送っても見向きもされない。
本業でSEをしている僕からすれば、ヒアリングから設計、実装、修正対応までを含めて「HP制作が3万円」というのは、明らかに作業量と費用が見合っていない、異常な価格破壊が起きている市場でした。
それでも「最初は実績作りだ」と自分に言い聞かせ、泥臭く何十件も提案文を送り続けました。 しかし、どれだけスクールで綺麗なサイトの作り方を学んでいようと、画面の向こうの発注者から見れば、僕はただの「実績ゼロの初心者」。数万円の案件すら、一向に獲れる気配がありません。
「これ、仮に3万円で受注できたとしても、作業時間を時給換算したら……本業で普通に残業してる方が遥かにマシじゃないか?」
ここで僕は初めて、「サイトを作るスキル」と「自分を売り込み、案件を獲得するスキル」は全くの別物なのだという事実に直面したのです。
知り合い・SNS営業の限界。1人で戦う「時間と労力」
クラウドソーシングの価格競争に見切りをつけた僕は、次の手段として「知り合いからの紹介」や「SNS経由での獲得」を模索しました。
実際、ありがたいことに知人のツテでいくつか案件をいただくことはできました。 しかし、ここでもすぐに「副業としての限界」に直面することになります。
・知り合いからの依頼は「単発」で終わる
知人のツテはありがたいですが、毎月安定して案件が発生するわけではありません。
継続して稼ぐためには、結局のところ自分から泥臭く「営業」をかけ続ける必要がありました。
・SNS集客の果てしない道のり
もちろん、SNSでフォロワーが多ければそこから案件に繋がる可能性はあります。
しかし、実績ゼロの状態から1人でアカウントを育て、信頼を構築し、案件化するまでには、
膨大な「時間」と「労力」がかかります。
本業のSEとして働きながら、いつ結果が出るかもわからない営業活動やSNS運用をゼロから1人で続ける。
これは、30代の限られた時間の中で「効率よく稼ぐ柱を作りたい」と考えていた僕にとって、あまりにも非現実的なルートでした。



「『作るスキル』があっても、『売る仕組み』がないと、結局は自分の首を絞めるだけだ……。」
こうして僕は、数十万円のスクール代と多くの時間を投じた「WEB制作」という副業から、完全に撤退することを決意しました。
まとめ|「作る」より「どう売るか」を先に考えよう
僕がこのWEB制作の失敗から学んだ最大の教訓。
それは、「本業でどれだけ評価されるスキルを持っていても、戦う場所(市場)を間違えれば、ただの安い労働力として買い叩かれる」ということです。
- 「作るスキル」だけでは1円も稼げない。
- クラウドソーシングは初心者が戦うには過酷すぎるレッドオーシャン。
- ゼロからの営業・集客には、膨大な時間と労力がかかる。
実は僕がこれらの副業に挑戦したのは、転職を成功させて本業の環境が整い、時間的・精神的な「余裕」が生まれたタイミングでした。
本業のSEとしての強みを活かそうと思いチャレンジしたWEB制作でしたが、副業市場(クラウドソーシングなど)の「HP制作が3万円」「実績がないと見向きもされない」という実情に、違和感を覚えたのです。
「本業で数時間残業した方が、はるかに稼げるし、何より自分の時間を安売りせずに済む」
この現実に直面した時、僕は「労働を切り売りする副業」からキッパリと撤退することを決めました。 そして、せっかくできた余裕(時間)は、単価の安い仕事探しに使うのではなく、「自分の経験を資産として積み上げられるブログ」に注ぐことにしたのです。
もし今、本業のスキルを活かして副業を始めようとしている方がいたら、一度立ち止まって「その市場は、自分の価値を高く買ってくれる場所か?」を考えてみてください。
ちなみに、僕が転職をして「時間的余裕」と「年収850万」を手に入れるために、本業でどんな戦略をとったのかは、こちらの記事で詳しく書いています。


時間を切り売りする副業で消耗する前に、まずは「本業の戦い方」を見直すことも、立派なキャリア戦略の一つです。僕の遠回りした失敗談が、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです!





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